第三級陸上特殊無線技士 / 第二級陸上特殊無線技士 試験問題例題 (法規 No.2) / 各問題解説 / 問5
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第二級陸上特殊無線技士 試験問題例題 (法規 No.2) 問5 解説 操作範囲と空中線電力

第二級陸上特殊無線技士の資格を有する者が、陸上の無線局の25,010kHzから960MHzまでの周波数の電波を使用する無線設備(レーダーを除く。)の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作を行うことができるのは、空中線電力何ワット以下のものか。次のうちから選べ。

  1. 1 50ワット ✓ 正答
  2. 2 10ワット
  3. 3 20ワット
  4. 4 30ワット

解説

判断根拠は、電波法施行規則に定められた「第二級陸上特殊無線技士(二陸特)」の操作範囲の数値規定です。二陸特が陸上の無線局において、25,010 kHzから960 MHzまでの周波数の電波を使用する無線設備(レーダーを除く)を操作する場合、空中線電力の上限は「50ワット」と定められています。したがって、選択肢「1 50ワット」が正解となります。

陸上特殊無線技士の操作範囲と電力の基準

無線従事者の資格ごとに、操作できる無線設備の種類、使用できる周波数帯、空中線電力(送信出力)の上限が法律によって明確に定められています。

第二級陸上特殊無線技士(二陸特)の主な操作範囲は以下の通りです。

  1. 陸上の無線局の25,010 kHzから960 MHzまでの周波数の電波を使用する無線設備(多重無線設備を除く)で、空中線電力50ワット以下のものの技術操作(レーダーを除く)
  2. 陸上の無線局のレーダーで、空中線電力500ワット以下のものの技術操作
  3. 上記に掲げるもののほか、第三級陸上特殊無線技士(三陸特)の操作の範囲に属する技術操作

本問で問われているのは、1の規定にあたる部分です。周波数(25,010 kHz〜960 MHz)と設備の条件(レーダーを除く外部転換装置)が示されたうえで、電力の上限値が問われています。

複雑に見える問題文を解きほぐすポイント

法規の問題文は法律の文章をそのまま引用しているため長く複雑に感じられますが、キーとなる要素を整理するとシンプルな構造が見えてきます。

まず、問いで指定されている資格が「第二級陸上特殊無線技士」であることを確認します。次に「25,010 kHzから960 MHzまで」「レーダーを除く」という条件を読み取ります。

この条件に対応する二陸特の空中線電力の上限値は「50ワット」という単一の数値しか存在しません。外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものという記述は、日常的なスイッチ切り替えなどの簡易な操作を指す定型フレーズです。数値の暗記さえできていれば、余計な条件描写に惑わされずに正解を選び出せます。

資格ごとの出力制限が持つ意味と試験における重要性

無線設備の空中線電力を制限する背景には、混信の防止と電波環境の保護という重要な目的があります。出力が大きくなるほど電波は遠くまで届きますが、その分だけ他の無線通信に妨害を与えるリスクや人体・精密機器への影響が高まります。

そのため、専門的な無線技術者でなくても扱える小規模・中規模な無線局(業務連絡用無線、タクシー無線、防犯・防災用無線など)の運用資格として、二陸特や三陸特が設けられています。二陸特に設定されている「50ワット」という出力は、陸上での実用的な通信距離を確保しつつ、安全に運用できる上限として策定された数値です。

三陸特や二陸特の試験では、こうした「資格名」「周波数」「空中線電力」の組み合わせを問う問題が頻繁に出題されます。数値そのものを確実に覚えておくことが、法規科目での確実な得点につながります。

参考リンク

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