令和7年度 下期 第二種 学科試験 問36 解説
⑥で示す図記号の名称は。
- イ. ジャンクションボックス
- ロ. ジョイントボックス
- ハ. VVF 用ジョイントボックス ✓ 正答
- ニ. プルボックス
解説
この問題は、電気工事の配線図に用いられる「ボックス(箱)」系の記号を正しく判別できるかを問う問題です。
flowchart TD
A[四角記号を確認] --> B{中の文字は?}
B -- VVF --> C[VVF用ジョイントボックス]
B -- P --> D[プルボックス]
B -- 文字なし --> E[ジョイントボックス]記号の形状と名称の判断根拠
この図記号は、正方形の中に「VVF」という文字が記されたものです。試験では「箱の形状」と「中に書かれた文字」の組み合わせで判断します。
- VVF用ジョイントボックス: 正方形の中に「VVF」と書かれている。
- ジョイントボックス(アウトレットボックス): 正方形のみ(文字なし)。
- プルボックス: 正方形の中に「P」と書かれている。
- ジャンクションボックス: 一般的にプルボックスと混同されやすいが、試験の図記号としては「P」や「J」で区別される(ただし、本問の選択肢にある「ジャンクションボックス」は、本問の図記号とは異なる)。
したがって、図記号の中身を確認するだけで、迷わず「ハ」を選択することができます。
ボックス記号の見分け方ポイント
試験で頻出する「ボックス系」の記号は、以下の3点に絞って覚えると非常に効率的です。
- VVF用ジョイントボックス: VVFケーブルを接続するための小型ボックスです。記号内に「VVF」とあるので、名称と一致します。
- ジョイントボックス(アウトレットボックス): 接続点となる最も一般的な箱です。何も記号がない(四角のみ)ものは、これが該当します。
- プルボックス: 電線を通線しやすくするための大きな箱です。「Pull(引く)」の頭文字をとって「P」と書かれています。
実務と試験での重要性
この知識は、単なる暗記問題としてだけでなく、配線図を読み解く力に直結します。
- 施工のイメージ: VVF用ジョイントボックスは、天井裏などでケーブル同士を接続(圧着接続など)する場所です。ここには点検口が必要になることもあり、電気工事の施工計画を立てる上での重要なポイントとなります。
- 出題パターン: 筆記試験では「この図記号は何ですか?」という問いだけでなく、逆に「ケーブルを接続する場所にはどの記号が適当か?」という問い方もされます。記号の名称だけでなく、「その場所で何をするのか(接続するのか、通線するのか)」という役割をセットで結びつけておくと、応用が利くようになります。
確実な得点のために
配線図記号の暗記は、過去問を繰り返すのが最も近道です。特に「似ているけれど文字が違うもの(P、VVF、Jなど)」は並べて比較し、ノートに書き出すことで記憶の定着が早まります。本問のように「文字が記号内に書いてある」ものはサービス問題ですので、確実に正解できるようにしましょう。