第二種電気工事士 / 令和7年度 下期 第二種 学科試験 / 問37
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令和7年度 下期 第二種 学科試験 問37 解説

別表1

⑦で示す部分の最少電線本数(心線数)は。

  1. イ. 2
  2. ロ. 3 ✓ 正答
  3. ハ. 4
  4. ニ. 5

解説

配線図の問題において、電線の本数を問われたら**「スイッチや器具に接続される電線の役割」**を一つずつ追っていくのが鉄則です。この問題で求められている「⑦」の区間は、電源からスイッチや負荷へ向かう幹線(または分岐)の一部であるため、回路図を構成する「電源・スイッチ・負荷」の関係性を整理すれば確実に答えを導けます。

flowchart LR
    A[電源L 黒] --> B[スイッチ]
    B --> C[戻り線]
    D[電源N 白] --> E[負荷]
    C --> E
    F[⑦区間] --> G[黒 + 白 + 戻り線 = 3本]

解法のステップ:線をつなげて考える

この回路を読み解く際は、以下の手順で電線の行き来を整理します。

  1. 電源(L:非接地側)の移動: 電源からの黒線は、まずスイッチに接続されます。
  2. スイッチからの戻り線(往復線): スイッチを閉じたとき、負荷へ電流を送るための線(スイッチの出力線)が必要です。
  3. 電源(N:接地側)の移動: 負荷には、必ず電源の白線(接地側)が直接接続されます。

⑦の部分が「電源からスイッチ、あるいは器具を経由して別の器具へ行く幹線」であれば、基本的には**「電源の黒(非接地側)」「電源の白(接地側)」「スイッチから負荷へ行く戻り線(または接地線やアース)」**という構成になります。

今回の⑦の場所を複線図に展開すると、電源から来た2本(黒・白)に加え、スイッチからの戻り線が1本通る形となり、合計で3本となるのが正解です。

なぜ「3本」になるのか:回路構成の基本

第二種電気工事士試験で頻出する「3本」という回答は、主に以下の2つのパターンで非常によく登場します。

  • スイッチ回路(片切): 電源からの黒・白、そしてスイッチを通った後の「スイッチ戻り線」の計3本。
  • 3路スイッチ回路の一部: 3路スイッチ間を結ぶ線や、電源を送り込む際に、器具への接続点として3本が必要になるケースです。

試験で焦らないためのコツは、**「とりあえず電源(黒・白)の2本を書き込み、そこにスイッチを経由する線や、別の場所へ送る線が何本加わるか」**を考えることです。電線は「行き」と「帰り」でペアを作るため、スイッチを一つ経由するごとに、その区間には「行き」と「戻り」でプラス1本増える、というイメージを持つと計算しやすくなります。

よくある間違いを防ぐポイント

「スイッチがあるから2本かな?」と直感で選ぶのは危険です。必ず「その配線は電源を供給するものなのか?」「スイッチからの戻り線を含んでいるのか?」を配線図上で確認してください。

特に注意が必要なのは、以下のケースです。

  • ジョイントボックスを経由する場合: 複数の回路が混在する場所では、単純なスイッチ回路以上の本数が必要になります。
  • 3路スイッチ: 2つのスイッチで1つの照明を操る場合、スイッチ間の配線が増えるため、4本やそれ以上が必要になることもあります。

複線図をスピーディーに書く練習を繰り返すことで、「この場所は3本だな」と図を見なくても配置が浮かぶようになります。まずは「電源の2本+スイッチ等の戻り線」という基本の形を確実にマスターしましょう。

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