第二種電気工事士 / 令和6年度 上期 学科試験 / 問40
certification-simodake-work

令和6年度 上期 学科試験 問40 解説

別表1

⑩の部分の最少電線本数(心線数)は。

  1. イ. 2
  2. ロ. 3 ✓ 正答
  3. ハ. 4
  4. ニ. 5

解説

この問題は、配線図の⑩の部分を通る回路に何本の電線が必要かを、機器の接続方法から判断します。結論から言うと、この箇所は「電源(非接地側・接地側)」と「スイッチから負荷への戻り線」の3本を通す必要があるため、正解は3です。

結線の考え方と回路の読み取り

この配線図において、⑩の部分はジョイントボックスから器具へ向かう幹線の一部です。まずは、この回路がどのような構成になっているかを確認しましょう。

  1. 電源からの2本(接地側・非接地側)がボックスを経由して送られます。
  2. 今回の回路は、スイッチ(c)で制御される照明器具への線です。
  3. スイッチを通る回路には必ず「スイッチへの電源線」「スイッチからの戻り線」「接地側の電線」の3種類が必要です。

具体的には、電源から来た2本のうち、非接地側(黒)をスイッチへ送り、スイッチから戻ってきた線(白や赤など)を照明へ接続します。これに接地側(白)を直接照明へつなぐ必要があるため、この区間を通る電線は合計で3本となります。

なぜ3本なのか:スイッチ回路の基本

電気工事士試験における配線図問題では、以下の原則を覚えておくと非常に役立ちます。

・単極スイッチと照明器具を接続する場合、スイッチボックス内には「電源からの非接地側」と「器具へ向かう戻り線」の2本が入ります。 ・今回の⑩のような回路の分岐点では、電源を次の場所へ送るための「電源の2本」と、そこからスイッチへ接続し、照明へ戻るための「スイッチの線」が組み合わさります。

今回の箇所は、前後の配線状況から電源線を送りつつ、スイッチを介した制御回路を構成しているため、結果として3本の心線が必要になるのです。

試験での応用パターン

この考え方は、他の配線問題でも頻繁に使われます。試験本番では以下の手順で数えてみてください。

  1. 配線図上に書かれたジョイントボックス(黒い点や円)を確認する。
  2. そこから接続されている器具が「スイッチ」なのか「照明」なのか「コンセント」なのかを分類する。
  3. コンセントであれば接地・非接地の2本が基本、スイッチを含む回路であればスイッチの数に応じて戻り線を追加する。

特に「スイッチが1つあれば戻り線が1本追加される」というルールを意識すると、複雑な分岐回路であっても電線本数を正確に導き出せます。図面を読み解く際は、必ず電源から順番に電流の通り道を指でなぞるように確認する癖をつけておくと、ミスを大幅に減らすことができます。

flowchart TD
  A[区間⑩を確認] --> B[電源2本を確保]
  B --> C{スイッチ制御あり?}
  C -->|はい| D[戻り線を1本追加]
  C -->|いいえ| E[追加なし]
  D --> F[合計3本]
  E --> G[合計2本]

学習の記録にははてなブックマーク!

気づいたこと・覚えたことをコメントにメモしよう