第二種電気工事士 / 令和5年度 下期 学科試験(午前) / 問41
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令和5年度 下期 学科試験(午前) 問41 解説

別表1

⑪で示すボックス内の接続をリングスリーブで圧着接続した場合のリングスリーブの種類,個数及び圧着接続後の刻印との組合せで,正しいものは。ただし,使用する電線は特記のないものは VVF1.6 とする。また,写真に示すリングスリーブ中央の○,小,中は刻印を表す。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ. ✓ 正答

解説

この問題は、指定されたボックス内でどのような電線が何本接続されているかを正確に読み取り、リングスリーブのサイズと刻印のルールに当てはめることで解きます。

解き方の手順

  1. 複線図を完成させ、⑪のボックス内における接続点を探します。
  2. 各接続点で「電線の太さ」と「本数」を数えます。
  3. 以下の判定ルールに基づき、リングスリーブの「サイズ(中・小・○)」と「刻印」を選定します。

【リングスリーブ選定ルール】

  • 1.6mm × 2本:○(極小)スリーブ、刻印「○」
  • 1.6mm × 3本:小スリーブ、刻印「小」
  • 1.6mm × 4本:小スリーブ、刻印「小」
  • 2.0mm × 1本 + 1.6mm × 1本:小スリーブ、刻印「小」
  • それ以上(2.0mmを含む場合など):中スリーブ、刻印「中」
flowchart TD
  A[接続点ごとに本数と太さを確認] --> B{1.6mm×2本?}
  B -->|はい| C[○スリーブ 刻印○]
  B -->|いいえ| D{1.6mm×3〜4本 or 2.0+1.6の2本?}
  D -->|はい| E[小スリーブ 刻印小]
  D -->|いいえ| F[中スリーブ 刻印中]

解説

⑪のボックス内には、照明器具やスイッチ、コンセントへ向かう複数の回路が通っています。複線図を展開すると、主な接続箇所は以下の通りです。

  • 電源からの非接地側電線(黒)と、スイッチ・器具へ向かう黒線が集合する箇所
  • スイッチから照明へ向かう線(戻り線)の箇所
  • 接地側電線(白)同士を接続する箇所

図面を詳細に読み取ると、このボックス内には「中スリーブを使用する箇所」と「小スリーブを使用する箇所」が含まれています。具体的には、本数の多い接続や太い線を含む接続があるため、少なくとも1箇所は「中」の刻印が必要となります。残りの接続箇所の本数や太さに応じて、小スリーブ(刻印:小)や、1.6mmが2本の箇所には刻印「○」を割り当てます。

選択肢を照らし合わせると、ニの「中スリーブ1個(刻印:中)、小スリーブ1個(刻印:小)、小スリーブ1個(刻印:○)」という組み合わせが、⑪ボックス内の接続実態と一致します。

知識の活用シーン

この問題は、筆記試験だけでなく実技試験(候補問題の施工)においても極めて重要です。

  • 筆記試験: 出題された配線図から接続本数を正しく数え上げる力が問われます。
  • 実技試験: 接続箇所を間違えると、リングスリーブの選定ミスとして欠陥判定を受けます。例えば、本来「小」で良い箇所に「中」を使ってしまう、あるいは本数が多いのに「小」で圧着してしまうといったミスは致命的です。

日頃の練習から、複線図を書く際には必ず接続点ごとに何本・何の太さの線が入っているかをメモする癖をつけておくと、試験本番で落ち着いて対応できるようになります。

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