第二種電気工事士 / 令和5年度 下期 学科試験(午前) / 問42
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令和5年度 下期 学科試験(午前) 問42 解説

別表1

⑫で示す部分的の配線工事に必要なケーブルは。ただし,心線数は最少とする。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ. ✓ 正答
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

問題番号⑫の箇所は、1階平面図において「便所」の照明器具と、その手前の壁にある「スイッチ(イ)」を結ぶ配線です。

この部分を解くには、まず回路構成を読み取ります。

  1. 便所の照明器具(イ)には、電源からの非接地側電線(黒)と接地側電線(白)が接続されます。
  2. スイッチ(イ)で照明をオンオフするため、電源からスイッチへ(非接地側)、スイッチから照明器具へ(戻り線)の配線が必要です。
  3. 多くの照明器具(イ)の近くには、スイッチとは別にコンセントが設置されていない場合、照明器具自体へ直接電源を送り、そこからスイッチへ向かう配線となります。
  4. この回路図において、⑫の区間は照明器具とスイッチを結ぶ部分にあたり、スイッチまでの配線には「電源側からの非接地側電線」と「照明器具への戻り線」の2本が必要です。

この箇所はスイッチボックスとの間の配線ですので、VVF2.0-2C(2心ケーブル)を使用するのが正解となります。したがって、選択肢の中から2心ケーブルである「ロ」が正解です。

flowchart TD
  A[区間⑫の接続対象を確認] --> B[照明器具と単極スイッチ間]
  B --> C[必要線は非接地側と戻り線]
  C --> D[必要心線数は2心]
  D --> E[VVF2.0-2Cを選定]

知識のポイント:配線図から心線数を読み解く

この問題の核心は、器具間の配線に必要な役割を理解することです。

  • 2心ケーブルが必要な場面 スイッチへの往復や、単純な負荷への供給など、電源側と負荷側の電線を接続するだけで足りる箇所。今回の⑫のように、スイッチまでの配線が電源線と戻り線のセットであれば2心です。

  • 3心ケーブルが必要な場面 3路スイッチ回路の渡り線や、コンセントとスイッチを並べて設置する際の電源送り、あるいは接地極付きコンセントへの接地線の接続が必要な場合などです。

試験での見極め方

配線図を見る際は、以下の点に注目してください。

  • スイッチの記号:単極スイッチなら2心、3路スイッチなら3心が必要になるケースが多い。
  • コンセントの有無:コンセントが併設されている場合、接地線を含めたり電源を渡したりするために心線数が増える傾向がある。
  • 施工条件:心線数は「最少」とするというルールがあるため、過剰なスペックを選ばないよう、図面上の記号が何を意味しているかを慎重に読み取る練習が有効です。

この種の問題は、過去問を繰り返し解くことで、スイッチの配置とケーブル本数のパターンが自然と身につきます。特にスイッチと照明器具、コンセントの間の配線は頻出ですので、結線図を頭の中で描き出すトレーニングを意識してみてください。

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