第三級アマチュア無線技士 / 第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.2) / 各問題解説 / 問13
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第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.2) 問13 解説 モールス通信の応答

モールス無線通信で自局に対する呼出しを受信した場合におい て、呼出局の呼出符号が不確実であるときは、次のどれによらなけ ればならないか。

  1. 1. 応答事項のうち相手局の呼出符号の代わりに「QRA?」を 使用して、直ちに応答する。
  2. 2. 応答事項のうち相手局の呼出符号の代わりに「QRZ?」を 使用して、直ちに応答する。 ✓ 正答
  3. 3. 呼出局の呼出符号が確実に判明するまで応答しない。
  4. 4. 応答事項のうち相手局の呼出符号を省略して、直ちに応答す る。

解説

この問題は、モールス符号による通信特有のルールを問うものです。相手の呼出符号(コールサイン)が聞き取れなかったとき、無視するのではなく、Q符号という国際的な略語を使って問い直すのが正解です。

相手局を特定できない場合の対応手順

アマチュア無線で相手から呼び出しを受けた際、相手のコールサインが正確に聞き取れなかった場合は、すぐに「QRZ?」を送信して確認を求めます。

このとき重要なのは「応答しない」や「そのまま適当に応答する」という選択肢ではなく、通信手順として定められた「QRZ?」を使って相手に再送を促すという点です。試験においては、呼出符号が不明なときは「QRZ?」とセットで覚えておけば確実に正解できます。

Q符号と通信の効率化

無線通信では、長い文章をモールス符号で打つと時間がかかり、ミスも起きやすくなります。そのため、世界共通で意味が通じる「Q符号」という3文字の略号が活用されています。

今回の選択肢にある「QRZ?」は「誰が私を呼び出していますか?」という意味です。聞き取りにくかったときや、フェージングなどで信号が途切れてしまったときに送ることで、相手にもう一度名前(呼出符号)を名乗ってもらうことができます。

ちなみに、選択肢にある「QRA?」は「あなたの局名は何ですか?」という意味ですが、すでに「私(自局)を呼び出している相手」に対して使う場面では「QRZ?」が適切であると規則で定められています。

実践の現場で意識すべきこと

この問題の背景には、実際の無線通信における「相手との確実なコンタクト」という目的があります。アマチュア無線では、誰と通信したかをログブック(無線局日誌)に正確に記録することが求められます。

もし相手の呼出符号が分からないまま無理やり交信を始めてしまうと、ログブックに記録する相手局のコールサインが間違ってしまうことになります。これは無線局としての運用ルールに違反するだけでなく、せっかくの交信が正しく成立しなかったことにもなりかねません。

「QRZ?」を使って相手に正しく名乗ってもらうプロセスは、通信相手への礼儀であるとともに、正確な交信記録を残すための不可欠なステップです。試験勉強としては知識の暗記が必要ですが、無線局を運営する上での誠実な対応を問うている、実践的な問題と言えます。

参考リンク

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