令和7年度 下期 第二種 学科試験 問43 解説
13で示す図記号の器具は。
- イ.
- ロ.
- ハ. ✓ 正答
- ニ.
解説
配線器具の識別問題は、**「穴の形」と「接地端子・接地極の有無」**に注目して、図記号と結びつけるのが最短ルートです。
今回の選択肢にある4つのコンセントを、それぞれの特徴で見分けるポイントを整理しましょう。
flowchart TD
A[器具を観察] --> B{接地極の穴がある?}
B -- いいえ --> C{接地端子がある?}
C -- はい --> D[接地端子付コンセント]
C -- いいえ --> E[通常コンセント系]
B -- はい --> F{接地端子もある?}
F -- はい --> G[接地極付接地端子付コンセント]
F -- いいえ --> H{定格は?}
H -- 15A 125V --> I[接地極付コンセント 15A 125V]
H -- 20A 250V --> J[接地極付コンセント 20A 250V]選択肢の識別ポイント
- イ. 接地極付コンセント(15A 125V) 2つの縦長穴に加え、半円形の「接地極(アース穴)」が付いています。最も一般的な接地極付コンセントです。
- ロ. 接地極付コンセント(20A 250V) 穴の形が特徴的で、T字型の穴が含まれています。黒い筐体も特徴で、エアコンなどの高圧機器用に使われるタイプです。
- ハ. 接地端子付コンセント(15A 125V) 接地「極」ではなく、接地「端子」が付いているタイプです。正面から見ると普通のコンセントのように見えますが、外観写真ではコンセントの横や下部にアース線を接続するための端子部が確認できるはずです。試験では、この「アース線をネジ止めする箇所があるかどうか」が識別ポイントとなります。
- ニ. 接地極付接地端子付コンセント(15A 125V) 「極(穴)」と「端子(ネジ)」の両方を備えた豪華な仕様です。穴の形状が「接地極付」であり、かつアース線を繋ぐ「接地端子」も付いています。
なぜこの知識が重要か
第二種電気工事士の試験では、配線図(複線図)を書く際、コンセントの種類によって接続する電線の本数や種類が変わります。
たとえば、接地極付コンセントを指定されたのに接地極なしコンセントを選んでしまうと、アース線を接続する場所がなくなり、施工不良や安全基準を満たせないことになります。また、写真を見て「これは何アンペア用か」「接地が必要か」を即座に判断できないと、候補問題の施工条件を満たせません。
試験対策のアドバイス
図記号で混乱しやすいのは以下の3つです。この違いを完璧にしておきましょう。
- 接地「極」付: コンセントの差込口に「アース用の穴」がある。
- 接地「端子」付: コンセントの本体に「アース線をネジ止めする端子」がある。
- 接地「極」付接地「端子」付: 両方ある。
特に「接地極」と「接地端子」という用語は、問題文でも頻出です。混同しないよう、写真と名称をセットで暗記してください。実際の作業現場でも、誤った器具選定は重大なミスにつながるため、この知識は合格後も非常に重要です。