令和6年度 上期 学科試験 問44 解説
14で示す回路の漏れ電流を測定できるものは。
- イ. ✓ 正答
- ロ.
- ハ.
- ニ.
解説
この問題は、漏れ電流を測定するための適切な測定器を判別できるかを問うものです。
漏れ電流を測定するには、クランプ型の電流計である「リーククランプメータ」を使用します。選択肢の中からクランプ式の構造を持つものを選べば正解となります。
flowchart TD
A[測りたいものは何か] --> B{漏れ電流値そのもの?}
B -- はい --> C[リーククランプメータを選ぶ]
B -- いいえ --> D[別用途の測定器を検討]
D --> E[検電器: 充電有無]
D --> F[回路計: 電圧・抵抗など]
D --> G[絶縁抵抗計: 絶縁状態]測定器の識別ポイント
各選択肢の測定器は、第二種電気工事士試験で頻出するものです。それぞれの特徴を整理しておきましょう。
・イ:漏れ電流計(リーククランプメータ)。円形のクランプ部分に電線を挟み込み、磁界の変化を捉えて電流を測定します。微小な電流を正確に測定できるのが特徴です。 ・ロ:回路計(マルチテスタ)。電圧、電流、抵抗などを測定できますが、測定には回路を切断して直列に接続する必要があるため、漏れ電流の測定には適していません。 ・ハ:検電器。電線や機器の充電の有無(電圧がかかっているか)を確認するための道具です。電流値は測定できません。 ・ニ:絶縁抵抗計(メガー)。電路と大地間の絶縁状態(抵抗値)を測定するものです。電圧を印加して測定を行うため、通電中の漏れ電流測定には使用しません。
試験での活用場面
漏れ電流の測定は、主に電気機器の保守点検や、分電盤における絶縁不良箇所の特定で重要となります。
現場では、機器を止めることなくクランプで挟むだけで電流値を確認できるため、リーククランプメータは日常的なメンテナンスの必須ツールです。試験においては、写真からそれぞれの測定器の用途と名前を即座に答えられるようにしておくことが重要です。特に絶縁抵抗計(ニ)とリーククランプメータ(イ)は形状を混同しやすいため、クランプ機構があるかどうかを必ず確認するようにしてください。