令和6年度 上期 学科試験 問43 解説
13で示す部分の配線工事で一般的に使用されることのない工具は。
- イ. ✓ 正答
- ロ.
- ハ.
- ニ.
解説
まず、図面中の13番を確認します。指示されているのは「600V CV 5.5-2C (VE28)」という配線材料です。これは「合成樹脂製可とう電線管(VE管)」を用いたケーブル工事です。
この問題は、指定された工事で使用する工具を正しく選別できるかを問うものです。
正解となるイの工具は「パイプレンチ」です。パイプレンチは主に金属管(鋼製電線管)を継手やボックスにねじ込む際に、金属製の管をしっかりと掴んで回すために使用します。今回のようなVE管(合成樹脂管)は、接着剤による接合が一般的であり、また樹脂製のためパイプレンチで強く締め付けると管が変形・破損してしまいます。したがって、VE管工事においてパイプレンチは使用しません。
一方で、他の選択肢はすべてVE管工事で使用される一般的な工具です。
ロ:樹脂管カッター(または塩ビカッター)。VE管をきれいに切断するために使用します。 ハ:リーマー。管を切断した後の断面にある「バリ」を取り除くために使用します。 ニ:トーチランプ。合成樹脂管を曲げ加工する際、管を加熱して軟らかくするために使用します。
試験対策として、工事の種類と使用する工具の組み合わせは必ずセットで暗記しておきましょう。特に金属管工事、合成樹脂管工事、ケーブル工事でそれぞれ「必須の工具」と「代用できない工具」を整理しておくことが重要です。金属管には「パイプレンチ」、合成樹脂管には「トーチランプ」というキーワードを関連付けておくと、本番で迷わず回答できます。
flowchart TD
A[工事材料を確認] --> B{VE管か?}
B -->|はい| C[樹脂管工事]
C --> D[使用: 塩ビカッター/リーマー/トーチ]
C --> E[不使用: パイプレンチ]
B -->|いいえ| F[金属管工事ならパイプレンチを検討]