第二種電気工事士 / 令和6年度 下期 学科試験 / 問46
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令和6年度 下期 学科試験 問46 解説

別表1
設問図

16で示す部分の配線工事に必要なケーブルは。ただし、心線数は最少とする。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

この問題を解くための手順は以下の3ステップです。

  1. 配線図内の16の箇所を確認し、接続される機器の種類と回路構成を読み取る。
  2. 必要な配線(電源線、スイッチへの渡り線、負荷への戻り線など)を回路図から拾い出す。
  3. 最少の心線数となるケーブル(VVFなど)を選択する。
flowchart TD
  A[対象箇所16を特定] --> B[通る線の役割を列挙]
  B --> C[非接地側]
  B --> D[接地側]
  B --> E[スイッチ戻り/渡り]
  C --> F[必要本数を合算]
  D --> F
  E --> F
  F --> G[最少心線数のケーブルを選定]

回路構成と心線数の考え方

この問題では、対象の箇所がどのような役割を担っているかを判断する必要があります。

まず、配線図の記号を読み取ると、16の箇所はスイッチと照明器具、あるいはスイッチ同士を結ぶ経路に該当します。このとき、単に電源を供給するだけでなく、スイッチの回路を完成させるために必要な電線の本数を数えることが重要です。

例えば、スイッチへの配線であれば、非接地側の電線をスイッチに送り、スイッチから照明器具へ戻すための往復の配線が必要です。これに加えて、接地側の電線が照明器具に直接つながるのか、あるいはジョイントボックスを経由するのかを回路図上で追跡します。

問題文に「心線数は最少」とあるのは、不必要な芯数(例えば3芯で十分な箇所に4芯を使うなど)を選ばないようにするためです。通常、単相2線式の回路においてスイッチボックスを介する場合、以下の考え方が基本となります。

  • スイッチが1個の場合:スイッチへの往復線が必要となるため、基本的には2芯(電源の往復)で構成されますが、回路の経路やジョイントの場所によっては、接地側を含めた配線が必要になることがあります。
  • 3路スイッチや複数スイッチが絡む場合:制御に必要な電線が増えるため、3芯ケーブルが必要となる場面が頻出します。

頻出パターンと実務への応用

このタイプの問題は、筆記試験の後半にある配線図読み取り問題の山場です。特に以下のパターンは試験で非常によく問われます。

  • 3路スイッチ:スイッチとスイッチの間、あるいはスイッチと照明の間で3本の結線が必要になるため、VVF 3芯が選ばれるケースが極めて多いです。
  • コンセントとスイッチの併設:コンセント用に接地側と非接地側の電線がボックス内を通るため、スイッチ用の配線と合わせて心線数が決まります。

試験対策としては、単にケーブルの写真を見て判断するのではなく、必ずその配線図上で「どこにどの線が何本通るか」をメモ書きする癖をつけてください。16の箇所がスイッチへの渡りなのか、単なる負荷への送り配線なのかを特定できれば、心線数は自然と導き出せます。

実際の施工現場においても、この心線の選択は材料の無駄を省き、かつ入線作業を円滑にするために必須のスキルです。心線数が多すぎるとボックス内が過密になり、結線作業が困難になるだけでなく、法的な規定(ボックス内の配線数制限など)にも関わってくるため、正確な読み取りが求められます。

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