第二種電気工事士 / 令和6年度 下期 学科試験 / 問31
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令和6年度 下期 学科試験 問31 解説

別表1

①で示す部分の最少電線本数(心線数)は。

  1. イ. 3
  2. ロ. 4 ✓ 正答
  3. ハ. 5
  4. ニ. 6

解説

この問題の解き方は、図面内の記号が表す回路の構成を読み解き、スイッチボックス間を通過する電線がどのような役割を持っているかを確認することです。今回の①で示す箇所は、3路スイッチ回路の一部であり、具体的には電源(またはジョイントボックス)からスイッチへ至る配線です。

flowchart TD
  A[①の区間を確認] --> B[必要線を列挙]
  B --> C[非接地側 1本]
  B --> D[戻り線 1本]
  B --> E[3路間連絡線 2本]
  C --> F[合計4本]
  D --> F
  E --> F

3路スイッチ回路の配線本数の考え方

3路スイッチを2つ使い、1つの照明を両方の場所から点滅させる回路では、以下の電線が必要になります。

  1. 電源からの非接地側電線(黒色)
  2. 照明器具への戻り線(往復線、多くは赤色や白・黒以外の色)
  3. 3路スイッチ間を結ぶ往復線(2本)

今回の図面①の箇所を見てみると、3路スイッチが使われている階段の照明回路です。 電源側から最初の3路スイッチまでには、以下の4本が必要となります。

  • 電源からの非接地側電線:1本
  • 照明器具への戻り線(またはジョイントを経由して照明へ向かう線):1本
  • 3路スイッチ間を結ぶ連絡線:2本

合計で4本となるため、正解はロの4となります。

回路構成を読み解くポイント

この問題のような配線図の読み取りにおいて、最も重要なのは「複線図」を頭の中で描く、あるいは余白に素早く書くスキルです。

3路スイッチのシンボルは、スイッチの横に「3」という数字が添えられています。階段のような場所では、上下階の両方から照明を操作できるようにこの回路が多用されます。試験本番では、まず「どことどこのスイッチが連動しているか」を記号(イロハなどの識別文字)で追うことが鉄則です。

今回の図面を見ると、①の場所は「イ」の回路に関連しています。階段の照明を制御する3路スイッチに至る経路として、連絡線2本と電源線・負荷線を合わせることで、自動的に電線本数が確定します。

試験対策としての活用

この考え方は、他のスイッチ回路でも応用可能です。

  • 片切スイッチの場合:電源線1本 + 戻り線1本 = 2本
  • 3路スイッチ回路:電源線または往復線 + 3路間連絡線2本 = 3本(またはスイッチの設置場所によって4本)
  • 4路スイッチが含まれる場合:3路スイッチ回路の構成をベースに、連絡線が増える

本番では図面の線を指でなぞりながら、電気の流れが「電源→スイッチ→照明→電源」と一筆書きで通るかを確認してください。接地側の線はスイッチを介さず照明へ直接繋がるため、スイッチボックス内を通る必要がないことも、本数をカウントする際にミスを防ぐ重要なポイントです。

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