令和5年度 下期 学科試験(午前) 問45 解説
⑮で示す部分に取り付ける機器は。
- イ.
- ロ.
- ハ. ✓ 正答
- ニ.
解説
flowchart TD
A["図面表記: BE 50AF 50A 30mA"] --> B["BE = 漏電遮断器"]
B --> C{"外観で確認"}
C -->|テストボタンあり| D["漏電遮断器"]
C -->|テストボタンなし| E["配線用遮断器"]
D --> F["正解候補"]⑮で示す機器を特定するためには、分電盤結線図の記号を読み解くことがポイントです。
分電盤結線図の⑮の場所には「BE 50AF 50A 30mA」と記載があります。この「BE」は漏電遮断器(Earth Leakage Circuit Breaker)を指します。一方、配線用遮断器であれば「NB」や単に「B」と表記されます。
したがって、写真の中から「漏電遮断器」であり、かつ図面通りのスペックを持つものを選択する必要があります。
漏電遮断器の判別方法
外観から漏電遮断器を見分けるための最大のポイントは、テストボタンの有無です。
- 漏電遮断器: 漏電を検知して遮断する機能を持っているため、動作確認用の「テストボタン(黄色や赤色の小さなボタン)」が表面に付いています。
- 配線用遮断器: 過電流保護のみを行うため、テストボタンはありません。
選択肢を比較すると、イとニは「NO-FUSE BREAKER(配線用遮断器)」と印字されており、テストボタンがありません。ロとハは「EARTH LEAKAGE CIRCUIT BREAKER(漏電遮断器)」と印字されており、テストボタンが付いています。
今回、分電盤の主開閉器(メインブレーカー)として想定されているのは漏電遮断器であり、その外観形状や端子配置が図面の系統図と一致するものを正しく選ぶ必要があります。
実践的な知識
試験では、配線図記号と写真の照合は頻出です。以下の点を意識しておくと迷いにくくなります。
- 記号の識別: 「BE」は漏電遮断器、「NB」や「B」は配線用遮断器。
- 定格の確認: 記号の横に書かれた「50AF(フレームの大きさ)」「50A(定格電流)」「30mA(定格感度電流)」などの数値が、写真の銘板と一致するか確認します。特に「30mA」といった感度電流の記載は漏電遮断器特有のものです。
- 設置箇所: 住宅の主幹ブレーカー(主開閉器)には、保安上の理由から漏電遮断器が使用されることが一般的です。
この問題のように、記号だけで判断するだけでなく、外観上の「テストボタン」という決定的な違いを把握しておくことが、試験時間を短縮し、ミスを防ぐ確実な手段となります。