第二種電気工事士 / 令和5年度 下期 学科試験(午前) / 問37
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令和5年度 下期 学科試験(午前) 問37 解説

別表1

⑦で示す部分に使用できるものは。

  1. イ. ゴム絶縁丸打コード
  2. ロ. 引込用ビニル絶縁電線
  3. ハ. 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル ✓ 正答
  4. ニ. 屋外用ビニル絶縁電線

解説

この問題は、配線図上の記号と、指定された箇所に使用できる電線の種類を正しく結びつけられるかが鍵となります。

問の⑦で示されている箇所は、分電盤から車庫までの屋外配線です。この経路はPF管(合成樹脂製可とう電線管)の中に通されており、土中に埋設される、あるいは屋外に露出する環境が想定されます。したがって、このような厳しい環境に耐えうる防水性と機械的強度を持ったケーブルを選定する必要があります。

架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)は、絶縁体である架橋ポリエチレンの耐熱性・電気的特性が非常に優れており、かつビニルシースによって耐水性も確保されています。そのため、今回のような屋外配線や、地中埋設管内での配線において最も標準的に用いられるケーブルです。

選択肢にある他の電線と比較してみましょう。

イのゴム絶縁丸打コードは、主として電気スタンドやドライヤーなどの移動用機器に使用するものであり、固定配線や屋外配線には使用できません。

ロの引込用ビニル絶縁電線(DV線)は、屋外の架空配線(電柱から建物への引き込み部分など)に用いられるもので、管内配線には適していません。また、DV線は強固な被覆を持っていないため、管を通すような屋内・屋外兼用配線には不向きです。

ニの屋外用ビニル絶縁電線(OW線)も同様に、架空配線用として開発されたものであり、湿気の多い場所や管内配線には使用が制限されます。

このように、施工箇所が「どこにあるか(屋内か屋外か)」、「管の中を通すのか、露出するのか」という条件を整理することで、最適なケーブルを絞り込むことができます。

この手の問題では、以下の分類を頭に入れておくと非常に強力です。

・PF管やVE管の中に通す配線:CVケーブル、VVFケーブル、IV電線などが候補となる。ただし、屋外や湿気の多い場所では防水性を持つCVケーブルが推奨される。 ・架空配線(空中に張る):DV線などが用いられる。 ・移動用機器の接続:ゴムコードやビニルコード類。

特にCVケーブルは、低圧の動力配線や幹線など、電流容量が大きく、信頼性が求められる場所で頻繁に登場します。試験対策としては、単に名前を覚えるだけでなく、VVFケーブルとの外観の違いや、それぞれの記号が図面上どこに使われているかを過去問の図面と照らし合わせながら学習することをおすすめします。

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