令和4年度 第一種 筆記試験 午後 問45 解説 図記号の識別
⑤で示す部分に使用されるブザーの 図記号は。
- イ. ✓ 正答
- ロ.
- ハ.
- ニ.
解説
ブザーの図記号を特定するには、JIS規格で定められた「音響警報装置」の記号体系を暗記しておくことが最も確実です。ブザーは「半円形(扇形)」の記号で表されるため、選択肢の中でこの特徴に合致する「イ」が正解となります。
音響装置の図記号を見分けるポイント
第一種電気工事士試験では、図面読解能力を問うために、似たような形状をした複数の音響装置を識別させる問題が頻出します。以下の分類を頭に入れておくと、混同を防ぐことができます。
- ブザー: 半円形(扇形)で表されます。今回の問題の答えです。
- ベル: 円形の中にバツ印や斜線が引かれたような形状、あるいは半円形に飾り線がついた形状で表されることが一般的です。
- サイレン: 三角形の記号で表されます。選択肢「ロ」のように、先が尖った鋭角的な形状が特徴です。
今回の選択肢に含まれている記号を整理すると、イがブザー、ロがサイレンを指していることが分かります。残りの記号についても、実務上の図面で遭遇した際に即座に判断できるよう、図記号一覧表で一度確認しておくことを推奨します。
試験対策としての暗記の考え方
この種の問題は、計算が必要な難問とは異なり、知っていれば確実に得点源にできるボーナス問題です。試験直前に「音響機器」「表示灯」「スイッチ類」といったグループごとに、図記号と名称をセットで書き出す練習を行うのが効率的です。
特にブザーのような基本的な機器は、複線図を書く際や施工条件を読み解く際、図面上で「どこに何が設置されているか」を瞬時に把握するための共通言語となります。暗記の際は単に形を覚えるだけでなく、実際の現場でどのような音が鳴る装置なのか(例えば、継続的な音か、警報音か)をイメージすると、記憶の定着が良くなります。
現場における図記号の重要性
図記号は、設計者と施工者が意思疎通を行うための「言語」です。実際の電気工事現場では、工事の担当者が図面からブザーの位置を特定し、そこまで配線を送り、警報回路を構築します。この際、図記号の見間違いは重大な施工ミスに直結しかねません。
特に試験では、一見すると似ている記号が並べられていますが、これは実際の現場でも複数の警報装置が混在する可能性があるため、正確に読み取ることが安全な施工の第一歩となるという教訓を含んでいます。図記号を単なる暗記対象として捉えるのではなく、現場でのミスを防ぐための重要な情報源であるという意識を持つことが、合格後の実務能力にも直結します。