第一種電気工事士試験 / 2019年度 第一種電気工事士 筆記試験 / 問44
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2019年度 第一種電気工事士 筆記試験 問44 解説 結線図の読み取り

設問図

④の部分の結線図で,正しいものは。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ. ✓ 正答
  4. ニ.

解説

この問題を解くためのポイントは、図面に示された「黒丸(結線点)」がどの電線同士を接続しているかを正確に読み取ることです。各選択肢を見比べ、試験問題として提示されている元図の分岐状態と完全に一致するものを選び出します。

結線記号の読み取りと回路図の基本

電気工事士試験における配線図記号では、交差する線上に「黒丸(・)」がある場合、その位置で電線同士が電気的に接続されていることを意味します。逆に、黒丸がない交差は単に線が重なっているだけで、電気的な接触はないものとして扱います。

この問題は、三相3線式や単相3線式などの幹線から分岐を取り出す際の図面解読能力を問うています。特に、どの相(X, Y, Z)からどのような順序で分岐が引き出されているかを視覚的に追跡することが重要です。

視覚的な追跡手順

まず、提示された④の部分の結線状態を上から順に確認します。

  1. 最初の分岐点がどの線(X, Y, Z)にあるかを確認します。
  2. 次の分岐点がどの線にあるかを確認します。
  3. 最後の分岐点がどの線にあるかを確認します。

この問題では、左から右へ順に分岐が下がっていく階段状の配置になっています。選択肢の図を比較すると、各黒丸の位置関係が微妙に異なります。元図と選択肢ハを比較すると、左の線から始まり、中央の線、右の線へと順番に結線が移動しているパターンが一致することが分かります。他の選択肢は、結線の位置がずれていたり、結線順序が異なっていたりするため、回路の構成要件を満たしません。

図面解読が実務で果たす役割

この問題のような図面解読は、実際の現場で施工図(配線図)を読み解く力に直結します。実際の現場では、分電盤内の回路接続や、幹線からの分岐工事を行う際に、正しい相順や接続位置を間違えると、単相負荷であれば電圧異常、三相負荷であれば電動機の逆転など、重大な事故につながる恐れがあります。

試験におけるこの問題は、単なる知識の暗記ではなく、図面上の記号が「実際の物理的な電線接続」としてどう構成されているかを頭の中で立体的にイメージできるかを試しています。施工の不備を防ぐための「図面と実体の一致」を確認する訓練として捉えると、より深く理解できるはずです。

参考リンク

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