2019年度 第一種電気工事士 筆記試験 問14 解説 測定器の名称
写真に示すものの名称は。
- イ. 周波数計
- ロ. 照度計 ✓ 正答
- ハ. 放射温度計
- ニ. 騒音計
解説
写真に写っている測定器の大きな特徴は、本体上部にある半球状の白い受光部と、目盛板に記された単位「lx(ルクス)」です。この「lx」は照度を表す単位であるため、写真の機器は照度計であると判断できます。
測定器を見分けるポイント
第一種電気工事士試験では、現場で用いられる測定器の写真を識別する問題が頻出します。各測定器には、その用途に応じた外観上の特徴があります。
照度計の場合、もっとも注目すべきは受光部です。光を効率よく取り込むための乳白色の半球状のカバーがついており、これが照度計特有の形状です。また、目盛やデジタル表示部に記載されている単位を確認するのも非常に有効です。
- 周波数計:Hzの単位が記載されています。
- 照度計:lxの単位が記載されています。
- 放射温度計:測定対象に向けるレンズ状の開口部があり、温度を示す℃の単位が一般的です。
- 騒音計:マイク部分に風防(スポンジ状のカバー)がついており、単位はdB(デシベル)です。
現場で照度計が必要となる理由
電気工事士が現場で照度計を扱うのは、主に照明設備の設計や施工後の確認作業です。
例えば、事務所、工場、住宅など、場所ごとにJIS規格などで定められた「推奨照度」というものがあります。施工後に「設計通りの明るさが確保されているか」「暗すぎる箇所はないか」「作業面に影が落ちていないか」を確認することは、使用者の安全性や業務効率を維持するために不可欠な業務です。また、省エネのためにLED照明へ更新した際、以前と同じ照度が保たれているかを証明する際にも用いられます。
このように、単に「電線をつなぐ」だけでなく、完成した空間が「適切に機能しているか」を評価するのも電気設備工事の重要な工程の一つです。写真のような測定器は、お客様に安心と品質を届けるためのツールといえます。
関連する測定器の学習方法
試験対策としては、過去問に登場した測定器の画像を「単位」と「用途」をセットにしてノートに記録しておくことが推奨されます。特に、今回のような「単位がヒントになる」問題は、知識さえあれば確実に点数へ結びつけられます。他の測定器についても、同じように「何が見えているか」「どんな単位が書かれているか」を観察する癖をつけておきましょう。