第一種電気工事士試験 / 平成29年度 上期 筆記試験 / 問38
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平成29年度 上期 筆記試験 問38 解説 高圧の定義

電気設備に関する技術基準において,交流電圧の 高圧の範囲は。

  1. イ. 600Vを超え 7000V以下 ✓ 正答
  2. ロ. 750Vを超え 7000V以下
  3. ハ. 600Vを超え 10000V以下
  4. ニ. 750Vを超え 10000V以下

解説

電気設備技術基準における電圧の区分は暗記が基本です。交流電圧における「高圧」の定義は「600Vを超え7000V以下」であるという数値をそのまま選ぶのがこの問題の解き方です。

電圧区分の定義

電気設備に関する技術基準では、電圧の大きさによって「低圧」「高圧」「特別高圧」の3つに分類されています。この区分は電気工事の施工範囲や保安規定を定める際の根拠となる極めて重要な基礎知識です。

交流における区分は以下の通りです。

  • 低圧:600V以下
  • 高圧:600Vを超え7000V以下
  • 特別高圧:7000Vを超えるもの

試験では、特に境界値となる600Vと7000Vを正確に覚えているかが問われます。「低圧が600Vまで」と覚えておけば、その超過分が高圧のスタート地点であると整理できます。

思考のステップ

この問題を解く際の思考プロセスは「知識の検索」と「選択肢の照合」の2段階です。

  1. 知識の検索:高圧の定義(交流600V超〜7000V以下)を頭の中から引き出す。
  2. 選択肢の照合:提示された4つの選択肢の中から、記憶した範囲と完全に一致する数値を探す。

このとき、似たような数値(750Vや10000Vなど)が混ぜられていることがありますが、惑わされずに「600」「7000」というキーワードに注目してください。もし忘れてしまった場合でも、配電設備の一般的な電圧値である3300Vや6600Vが「高圧」と呼ばれていることを思い出すことができれば、その上限が7000V付近であるという推論から正解を導き出すことも可能です。

なぜこの知識が重要なのか

電気設備技術基準は、感電事故や火災を防ぐためのルールブックです。電圧区分を正しく理解することは、単なる試験対策を超えて、実務における安全管理の出発点となります。

例えば、現場で「高圧電気工事」を行う際は、高圧受電設備を取り扱うための資格や絶縁用保護具の着用が義務付けられます。これがもし「低圧」であれば対応方法が変わります。また、将来的に主任技術者として保安業務に携わる際も、その設備がどの区分に該当するかを瞬時に判断できなければ、適切な保安規定を適用することができません。

試験問題としては単純な暗記項目に見えますが、これは電気設備の設計、施工、保守というあらゆる場面において、その設備に適用される法律や安全基準を決定するための「最初の仕分け」を行うための知識なのです。

参考リンク

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