第一種電気工事士試験 / 平成28年度 筆記試験 / 問47
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平成28年度 筆記試験 問47 解説 機器の図記号

②に設置する機器の図記号は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ. ✓ 正答

解説

地絡継電器(GR)の図記号を特定するには、記号に含まれる「零相成分の検出」と「接地」という2つの構成要素を探すことが判断の根拠となります。選択肢のうち、これらをすべて満たすものが正解です。

地絡継電器の図記号を読み解く

電気用図記号において、保護継電器の機能は記号内の要素の組み合わせで表現されます。地絡継電器(GR)を特定するためのポイントは以下の通りです。

  1. I>I >:電流がある一定値を超えたときに動作する「過電流」の要素です。
  2. 接地記号(\perp):地絡(漏電)という「地面への電流流出」を検知する特性を意味します。
  3. 矢印付きの線分:これは零相変流器(ZCT)から入力される零相電流をイメージさせる要素です。

地絡継電器は、正常時には回路全体で電流の和がゼロになる性質を利用し、地絡が発生してゼロではなくなった(零相電流が発生した)ことを検知して動作します。そのため、図記号には「電流の検出」を示す II と、地絡を想起させる「接地」の記号が組み合わされます。

記号の判別プロセス

提示された選択肢を照らし合わせると、以下のように整理できます。

  • イ:II と接地記号はあるが、入力信号を示す線分が欠けている。
  • ロ:電流 II と信号ラインはあるが、接地記号がないため過電流継電器に近い意味合いになる。
  • ハ:電流が一定値より小さいことを示す不完全な形であり、地絡継電器の記号ではない。
  • ニ:電流記号 II、接地記号、信号ラインのすべてが揃っており、地絡継電器(GR)の定義に合致する。

このように、図記号は単なる暗記ではなく、その機器が何を監視し、どのような物理現象をトリガーに動作するのかという「役割」を記号化したものだと捉えると、混同を避けることができます。

実務現場における保護継電器の役割

第一種電気工事士の試験において、この知識は単なる選択問題の正解を導くためだけにあるのではありません。高圧受電設備において、地絡事故が発生した際に遮断器を動作させ、被害を最小限に抑えるためには、適切な機器の選定と図面の読み取りが不可欠です。

例えば、受電点に設置する地絡継電器は、構内での地絡発生時に電力会社側の配電線を巻き込まないように保護する重要な役割を担います。図面上でこの記号を見つけたら、「ここで零相電流を監視しており、万が一の漏電時には遮断器を引く指示を出すのだな」というシステムの動作イメージを持つことが、安全な電気工事を行うための第一歩となります。

参考リンク

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