第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.3) 問12 解説 非常通信の呼出
非常の場合の無線通信において、無線電話により連絡を設定するための呼出しは、呼出事項に「非常」の略語を何回前置して行うことになっているか。次のうちから選べ。
- 1. 1回
- 2. 2回
- 3. 3回 ✓ 正答
- 4. 4回
解説
この問題は「非常時の呼び出し方法」に関する知識を問うものです。非常の場合には、無線局運用規則により「非常」という言葉を3回繰り返して伝えることが定められています。迷わず「3回」を選択しましょう。
非常通信のルールと優先順位
無線通信の世界では、通常の通信よりも優先される通信がいくつかあります。その中でも「非常通信」は、人命救助や災害対応など、最も高い優先度を持つ通信です。
無線局運用規則第130条では、無線電話(音声による通信)を用いて非常の連絡を行う際、相手に緊急性を即座に伝えるため、呼出事項の直前に「非常」という言葉を3回唱えることが義務付けられています。
例えば、「非常、非常、非常、こちらは〇〇局」といった具合に呼び出します。なぜ3回なのかというと、混信や雑音の中でも「今、緊急事態が発生している」ということが確実に相手に伝わるよう、回数がルール化されているからです。
試験での判断プロセス
試験問題として出題された場合、「非常通信には何回の前置が必要か」という問いに対しては、即座に「3」という数字を想起できるようにします。
この問題は、無線従事者としての「緊急時の対応能力」を問うものです。アマチュア無線家として活動する際、実際に災害や事故に遭遇した場面で、慌てずに正しくSOSを発信できるかをテストしています。
選択肢に「1回」や「2回」といった迷わせる数字があっても、これらはルール化されていません。非常時の通信は非常に緊張感が高まる場面ですので、迷う余地がないよう、3回というルールを丸ごと覚えてしまうのが合格への近道です。
実践の場における意識
この知識は、単なる試験対策にとどまらず、実際に非常通信が必要になった際、または他局の非常通信を受信した際に不可欠な教養です。
もしあなたが無線機を運用していて、この「非常、非常、非常」という呼び出しを聞いた場合、それは即座に「自分の通信を中断して、その通信を妨げないようにしなければならない」というサインでもあります。非常通信は、全無線局の中で最も高い優先順位を持ちます。アマチュア無線免許を持つということは、こうした緊急時の共通言語を正しく理解し、社会的なルールを守れるスキルを保持していることの証明でもあります。
試験勉強を通じてこれらの規則を学ぶことは、自分自身や周囲の安全を守るための技術を身につけることにつながります。