令和7年度 下期 第二種 学科試験 問17 解説
写真に示す器具の用途は。
- イ. 照明器具の明るさを調整するのに用いる。
- ロ. 人の接近による自動点滅器に用いる。 ✓ 正答
- ハ. 蛍光灯の力率改善に用いる。
- ニ. 周囲の明るさに応じて街路灯などを自動点滅させるのに用いる。
解説
写真下部にある白い半円形のドーム状の部分(レンズ)と、「切・自動・連続入」という切替スイッチに注目します。これは人の熱(赤外線)を検知する人感センサ付スイッチ(熱線式自動スイッチ)であり、選択肢の「ロ」が正解です。
人感センサ付スイッチの特徴と見分け方
この器具は、玄関や廊下、トイレなどで「人が近づくと自動で点灯し、いなくなると一定時間後に消灯する」ために使われます。
- 形状のポイント: 写真中央の白い部分は「フレネルレンズ」と呼ばれ、周囲の赤外線を集めるためのものです。このドーム状のパーツがあれば、まず「人感センサ(熱線式)」だと判断して間違いありません。
- スイッチの表記: 「自動」というポジションがあるのが特徴です。これにより、常に点灯させたり、センサ機能を働かせたりといった切り替えが可能です。
混同しやすい「自動点滅器(EEスイッチ)」との違い
受験生が最も間違えやすいのが、選択肢「ニ」にある**自動点滅器(EEスイッチ)**との混同です。どちらも「自動で点滅させる」ものですが、動作のきっかけが全く異なります。
flowchart LR
A[自動点灯の器具] --> B{何に反応する?}
B -->|人の熱・動き| C[人感センサ付スイッチ]
B -->|周囲の明るさ| D[自動点滅器 EEスイッチ]- 人感センサ付スイッチ(本問): 「人の動き(熱)」に反応します。主に屋内や玄関先で使われ、図記号ではスイッチの傍記に「RAS(Remote Automatic Switchの略など)」やセンサのマークが記されることがあります。
- 自動点滅器(EEスイッチ): 「周囲の明るさ」に反応します。暗くなると点灯し、明るくなると消灯するため、街路灯や庭園灯に使われます。屋外に設置されるため、円筒状のケースに入った独特の形(EEスイッチ)をしています。
試験での出題パターン
この器具に関する問題は、写真判別だけでなく、配線図問題でも頻出します。
- 用途の判別: 本問のように、写真を見て「人の接近による自動点滅」を選ぶパターン。
- 図記号との組み合わせ: 壁のスイッチ部分に「〇」の中に「S」と書き、傍記としてセンサ付きであることを示す図記号とセットで問われます。
- 他の器具との比較: 選択肢「イ」の調光器(ライトコントロール)は、明るさを変えるための「つまみ」や「スライドバー」がついているため、見た目で容易に区別できます。
「白いドームがあれば人感センサ」というポイントを確実に押さえておきましょう。