第二種電気工事士 / 令和5年度 下期 学科試験(午前) / 問50
certification-simodake-work

令和5年度 下期 学科試験(午前) 問50 解説

別表1

この配線図の施工に関して、使用するものの組合せで、誤っているものは。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ. ✓ 正答
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

flowchart TD
  A["図面で管種を特定(E/PF/FEP等)"] --> B["写真の部材種別を判定"]
  B --> C{"管種と部材は適合?"}
  C -->|No| D["誤り候補"]
  C -->|Yes| E["適合"]
  D --> F["本問: ロ"]

配線図問題の「施工と部材の組み合わせ」を解く際は、まず配線図に記載された「管の種類(E、PF、CDなど)」を特定し、その管に対応する正しいボックスコネクタやカップリングが写真に示されているかを確認します。この問題では、ロの選択肢が「ねじなし電線管」用のカップリングであり、図面指定や他の施工条件と合致しないため、これが誤りとなります。

1. 配線図における管種の確認

試験問題の図面を確認すると、管の種類を特定する指示が書かれています。 ・E: 厚鋼電線管 ・E19: 薄鋼電線管(19mm) ・PF: 合成樹脂製可とう電線管(PF管) ・FEP: 波付硬質合成樹脂管(地中埋設用など)

これに対し、選択肢の写真が示す部材は以下の通りです。 ・イ: 薄鋼電線管用のカップリング(止めねじ式) ・ロ: ねじなし電線管用のコネクタ(またはカップリング) ・ハ: アウトレットボックスと取付枠 ・ニ: リングスリーブと圧着工具

2. 施工ルールと整合性の判断

ねじなし電線管は、その名の通りねじ切りをせず、専用のカップリングやコネクタを使用して施工します。一方、薄鋼電線管はねじを介して接続するため、部材の形状が明確に異なります。

試験で「誤っているもの」を選ぶ際によくあるパターンは、以下の3点です。 ・管と適合しない継手やコネクタを選ばせている ・合成樹脂管に金属製の部材(またはその逆)を組み合わせている ・埋込施工なのに露出用の部材を提示している

今回の問50では、図面上で指定されている配線方法と、ロで提示されたねじなし電線管用の部材が施工箇所に対して適合しない(あるいは指定された施工方法ではない)ことが誤りの根拠となります。

3. 実務と試験でのポイント

第二種電気工事士の試験では、部材の名前を覚えるだけでなく、その部材が「どの管種に」「どの工具を使って」施工されるかをセットで理解することが重要です。

・薄鋼電線管(E19など): 止めねじ式のコネクタやカップリングを使用します。 ・ねじなし電線管(E): セットスクリューやねじなし用のカップリングを使用します。 ・合成樹脂管(PF、CD): ボックスコネクタを使用し、差し込み式やロックナットで固定します。

特に写真問題では、一見似ている部材(ねじあり管用とねじなし管用のコネクタなど)の微妙な違いを問うことが多いため、それぞれの「締め付け部分」がどうなっているか(ねじがあるか、止めねじか、など)を細かく観察する癖をつけておくと、確実に正解を導き出せます。

学習の記録にははてなブックマーク!

気づいたこと・覚えたことをコメントにメモしよう