第一種電気工事士試験 / 令和5年度 学科試験 / 問44
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令和5年度 学科試験 問44 解説 計器用変成器

④に設置する機器は。

選択肢図
  1. イ. ✓ 正答
  2. ロ.
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

配線用遮断器やスイッチ類を正しく識別するには、それぞれの部品が持つ外観的な特徴を「形状」「色」「表示」の3点から見極めることが重要です。写真の問題では、配線用遮断器の端子やケースの特徴を観察することで判断します。

配線用遮断器(MCCB)の見分け方

第一種電気工事士試験で頻出する配線用遮断器(MCCB)は、過電流や短絡が発生した際に回路を保護する装置です。外観上の特徴として以下のポイントを押さえてください。

  • 接続端子:電線を固定するための端子部が露出しており、ねじ止めが可能な構造であること。
  • 操作ハンドル:ON/OFFを切り替えるためのトグルスイッチや、レバーが備わっていること。
  • 筐体の剛性:他の押しボタンやパイロットランプといった制御用部品と比較して、厚みのある硬質な樹脂ケースで構成されていること。

選択肢のイは、これらの特徴を備えており、配電盤内部での主回路保護や分岐回路の開閉に使われる典型的な配線用遮断器の形状をしています。

写真から判断する際のチェックポイント

制御盤の構成要素は多岐にわたりますが、写真のような選択肢が出た場合は、用途を推測することが正解への近道となります。

  • パイロットランプ(表示灯):透光性のカバー(レンズ)があり、内部に電球やLEDを組み込む構造です。
  • 切替スイッチ:セレクタスイッチなどと呼ばれ、回転させることで回路を切り替えるノブがあります。
  • 押しボタン:特定のボタンを押すことで、接点の開放や閉路を行います。
  • 配線用遮断器:電路の保護と開閉を目的とするため、他のスイッチ類とは異なり、導線をしっかり固定できる頑丈な端子構造が強調されています。

今回の写真では、イの形状が他のスイッチ類とは異なり、保護遮断器特有の端子配置やケースの厚みを示しています。

電気設備実務における機器選定の重要性

この問題が問うているのは、単なる写真の暗記ではなく、配電盤の設計図面に記載されたシンボルマークを、実際の現場でどの部品として調達すべきかという「部品選定能力」です。

現場において、遮断器と単なる操作スイッチを取り違えると、過電流保護が効かなくなったり、意図せぬ回路の遮断を招いたりする恐れがあります。試験の意図としては、現場で設計図面を読み解く際に、そのシンボルが示す機器の役割と、実際の手元の部品が一致しているかを確実に判断できるようにしておくことが求められています。

制御回路に使用される機器は細かく分類されているため、普段からカタログなどで各メーカーの製品外観を見比べ、シンボルマークとの対応関係を意識しておくことが、試験対策のみならず実務においても非常に役立ちます。

参考リンク

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