第一種電気工事士試験 / 令和3年度 上期 筆記試験 / 問45
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令和3年度 上期 筆記試験 問45 解説 保護継電器の番号

⑤で示す機器の名称と制御器具番号の 正しいものは。

  1. イ. 不足電圧継電器 27 ✓ 正答
  2. ロ. 不足電流継電器 37
  3. ハ. 過電流継電器 51
  4. ニ. 過電圧継電器 59

解説

ANSI規格番号を照合して機器を特定する

この問題は、試験図面に記載された制御器具番号(ANSI番号)が何を指しているかを特定する知識問題です。正解を導くには、各選択肢の番号と名称をセットで暗記しているかどうかが鍵となります。今回の正解である「27」は不足電圧継電器を指すコードです。

制御器具番号の基礎知識

第一種電気工事士試験では、高圧受電設備などのシーケンス図において、アメリカ規格協会(ANSI)が定めた制御器具番号が頻繁に使用されます。主要なものは以下の通りです。

  • 27:不足電圧継電器 (Under Voltage Relay)
  • 37:不足電流継電器 (Under Current Relay)
  • 51:過電流継電器 (Over Current Relay)
  • 59:過電圧継電器 (Over Voltage Relay)

「不足」はUnder、「過」はOver、「電圧」はVoltage、「電流」はCurrentと英語で対応させると覚えやすくなります。例えば、「27(不足電圧)」は電圧が下がったことを検知する役割を持ちます。

思考のステップ

  1. 図面に記載された番号を確認する:問題文で指定された「⑤」の箇所にある番号を読み取ります。
  2. 番号と名称の対応表を脳内で引き出す:読み取った番号が、自身の暗記しているANSI番号リストのどれに該当するかを探します。
  3. 選択肢を精査する:今回の場合は27=不足電圧継電器という知識と照合し、一致する選択肢を選びます。

試験本番では、類似した番号(例:51と59)で迷わないよう、「過電流の51」というように、最も出題頻度の高いものから優先的に暗記しておくのが効率的です。

実務現場における保護継電器の役割

これらの制御器具番号は、単なる暗記項目ではなく、実際の受変電設備を保護するための非常に重要な設定項目です。

不足電圧継電器(27)は、電源側の電圧が異常低下した際に、電動機などの機器が焼損したり、復電時に一斉に起動して電源系統に悪影響を及ぼしたりすることを防ぐ目的で設置されます。一方、過電流継電器(51)は、短絡や過負荷といった過大な電流が流れた際に回路を遮断し、電線や機器の損傷を最小限に抑える役割を担います。

試験では記号として扱いますが、実務ではこれらがどの遮断器と連動して動作するのかという「保護協調」の考え方が求められます。合格後は、なぜその場所にその機器が置かれているのか、系統全体の保護の観点から図面を読み解く力が、安全な設備運用には不可欠となります。

参考リンク

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