令和2年度 第一種電気工事士 筆記試験 問43 解説 図記号の機器
③で示す図記号の機器は。
- イ. ✓ 正答
- ロ.
- ハ.
- ニ.
解説
この問題は、電気機器の図記号と実際の外観写真を結びつける基本的な知識を問うものです。図記号における押しボタンスイッチは、丸い枠の中に動作の種類を示すマークが描かれるのが特徴です。イの写真は、盤面に取り付けられる押しボタンスイッチの形状をしており、図記号との照合により正解を導きます。
制御盤用機器の識別ポイント
第一種電気工事士試験では、制御回路で使用される押しボタンスイッチ、表示灯、ブザーといった機器の形状を正確に把握しておく必要があります。
・イ:押しボタンスイッチ。指で押すための平らな面(またはわずかに凹んだ面)を持っており、電気回路の開閉を手動で行います。 ・ロ:表示灯。先端がドーム状や平らな透明・半透明のレンズになっており、内部のランプで光り、回路の状態を視覚的に伝えます。 ・ハ:大型の押しボタンスイッチ(非常停止ボタンや操作用)。イと同様の押しボタンスイッチの一種ですが、より押しやすい形状をしています。 ・ニ:電子ベルまたはブザー。音を発して異常や完了を知らせるための機器です。
試験ではこれらの機器がどのような図記号で表されるか、JIS規格に基づいた記号を整理しておくことが重要です。
現場における図記号と実物の関係性
この問題が求めているのは、設計図面に記載された簡略化された記号を読み解き、実際に資材置き場やホームセンター、または盤製作の現場で「どの部品を手に取るべきか」を判断する能力です。
実務では、配線図を確認しながら「押しボタン」と「表示灯」を間違えて発注・施工してしまうと、回路が正しく動作しないだけでなく、安全に関わる誤操作を招く恐れがあります。図記号の形状(押しボタンは記号内に接点構造を示す線がある、表示灯は中に斜線や円があるなど)を細部まで観察する習慣は、盤内配線の施工ミスを防ぐ第一歩となります。
試験対策としての活用
試験本番では、写真と図記号のパターンを記憶に定着させることが近道です。押しボタンスイッチは操作するためのもの、表示灯は状態を見るためのもの、という役割の違いを意識しながら、過去問の図記号一覧表を繰り返し眺めることで、試験会場での反射的な正解判断が可能になります。