第一種電気工事士試験 / 平成26年度 上期 学科試験 / 問47
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平成26年度 上期 学科試験 問47 解説 機器の識別

②の部分に施設する機器と使用する 本数は。

選択肢図
  1. イ.
  2. ロ. ✓ 正答
  3. ハ.
  4. ニ.

解説

この問題は、図記号および写真から機器の名称を特定し、その回路における役割に基づいて必要数を判断することで解くことができます。

機器の特定と役割

写真に示されている筒状の機器は、高圧回路で使用される高圧カットアウト(PC:Power Cutout)用のヒューズ筒(ヒューズリンクを内蔵)です。高圧カットアウトは、主に高圧受電設備において変圧器(トランス)の一次側に設置され、短絡事故発生時に回路を遮断し、波及事故を防ぐ役割を担います。

三相変圧器を保護する場合、基本的には各相ごとに遮断器を設ける必要があるため、三相3線式であれば合計3個(3本)のカットアウトを使用します。しかし、試験問題や実際の図面では、単相変圧器を複数組み合わせた構成や、特定の保護目的に応じて「3本」以外の数値が正解となるケースがあります。この問題においてロが正解となる背景には、指定された回路図上の変圧器構成が、3本またはそれ以上の保護を必要とする多回路構成、あるいは予備を含めた設計図であることを読み取る必要があります。

機器選定の判断プロセス

試験においてこのような写真問題が出題された場合、以下のステップで絞り込みを行います。

  1. 機器の形状から「ヒューズ筒」であることを特定する。
  2. 問題文で指示されている箇所(図面上の②)を確認する。
  3. その箇所が変圧器のどの端子に接続されているか、回路構成(単相なのか三相なのか、バンク構成はどうなっているか)を判断する。
  4. 機器の定格と回路の相数に応じた、保安上の必要本数を選択肢から選ぶ。

特に本問のような外観写真問題では、ヒューズの「形状(両端の金具の形状)」と「本数」がペアになっています。写真のヒューズはPC用として一般的な、円筒の両端が平らな端子形状(またはキャップ形状)をしていることを確認してください。

実務における重要性

この知識は、現場での保守点検や交換作業に直結します。高圧カットアウトは絶縁油の中に設置されることもあるため、ヒューズの交換時には停電操作のルール(開閉操作の手順)を遵守しなければなりません。また、使用するヒューズリンクの定格電流を間違えると、変圧器の励磁突入電流で不必要に切れてしまったり、逆に短絡事故時に遮断できず火災の原因になったりします。

試験では「記号」として処理しがちですが、実務では「適切な電流容量のヒューズを、規定の本数分正しく挿入する」という具体的な作業手順を意識することが、合格後の資格活用において非常に重要となります。

参考リンク

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