平成26年度 上期 学科試験 問24 解説 自動点滅スイッチ
人体の体温を検知して自動的に開閉する スイッチで、玄関の照明などに用いられる スイッチの名称は。
- イ. 遅延スイッチ
- ロ. 自動点滅器
- ハ. リモコンセレクタスイッチ
- ニ. 熱線式自動スイッチ ✓ 正答
解説
問題文にある「人体の体温(熱)」というキーワードに注目してください。熱線(赤外線)を検知して動作する仕組みは「熱線式自動スイッチ」である、と直結させるのがこの問題の正攻法です。
なぜ他の選択肢ではいけないのか
電気工事士の試験では、スイッチの種類と動作原理をセットで覚えることが求められます。それぞれの違いを整理しましょう。
・熱線式自動スイッチ 人から放射される赤外線(熱線)を感知して動作します。人感センサーとして、玄関や廊下、トイレの照明制御によく使われます。
・自動点滅器 周囲の明るさを感知する「光センサー」を用いたスイッチです。外灯や看板など、暗くなると点灯し、明るくなると消灯するような装置に使用されます。
・遅延スイッチ スイッチを操作してから、一定時間経過後にオフになる装置です。廊下や階段などで、ボタンを押すと数分間だけ点灯し、その後自動的に消えるような場所で使われます。
・リモコンセレクタスイッチ 複数の照明器具を、離れた場所から一括または個別に操作するためのシステムです。スイッチそのものが感知して動くわけではなく、押しボタンからの信号でリレーを制御します。
試験問題が求めている理解の構造
この問題は、単なる名称の暗記ではなく、現場で「どのような目的に対して、どのセンサー(機器)を選定すべきか」という設計・施工の判断基準を問うています。
試験では「人体の熱」ときたら「熱線式」、「周囲の明るさ」ときたら「自動点滅器」というように、目的と手段をペアで記憶しておくのが鉄則です。特に現場では、これらを誤って選定すると、昼間に外灯が点いたり、人がいないのに照明が消えなかったりと、利便性や省エネ効果が大きく損なわれることになります。
技術者として、制御対象(照明)をどのようなトリガー(熱、光、時間、信号)で制御すべきかをイメージできることが、実務でも非常に重要です。