第一種電気工事士試験 / 平成25年度 筆記試験 / 問14
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平成25年度 筆記試験 問14 解説 配線材料の名称

設問図

写真に示す材料の名称は。

  1. イ. 二種金属製線ぴ ✓ 正答
  2. ロ. 金属ダクト
  3. ハ. フロアダクト
  4. ニ. ライティングダクト

解説

写真に示された材料の断面形状、特に開口部とサイズ感から「二種金属製線ぴ」であることを判別します。一般的に「レースウェイ」と呼ばれることが多い部材です。

外観から材料を見分けるポイント

写真の材料は、細長い金属製の溝型形状をしています。この形状の特徴は以下の通りです。

  1. 断面がコの字に近い溝型であること。
  2. 内部に電線を収めるための十分なスペースがあり、照明器具の取り付けや電源供給を目的としていること。
  3. 一種金属製線ぴ(メタルモール)よりもサイズが大きく、露出配線で複数の電線を収容するのに適していること。

試験においては、金属製線ぴには「一種」と「二種」があります。一種は比較的細いメタルモールを指し、二種は写真のように開口部が広く、照明器具の取り付け等にも用いられるレースウェイを指します。

選択肢を絞り込む思考プロセス

他の選択肢を検討することで、より確実に正解を導き出せます。

  • 金属ダクト:断面が大きく、蓋(カバー)がボルト等でしっかりと固定される構造です。写真の材料のように開口部が常時開放されているものとは用途や強度が異なります。
  • フロアダクト:床下に埋め込んで使用するもので、断面形状はより強固な箱型です。表面露出用ではありません。
  • ライティングダクト:内部に給電用の銅バーが配置されており、照明器具をスライドさせて取り付けるための専用レールです。見た目が似ていることもありますが、開口部の形状や構造が異なります。

今回の写真は、一般的な配線用部材として最も広く使われる二種金属製線ぴ(レースウェイ)の典型的な形態です。

実務現場におけるレースウェイの立ち位置

第一種電気工事士の現場では、天井裏の配線や、工場や店舗の露出配線において、このレースウェイが頻繁に登場します。この部材が重要なのは、単に電線を保護するだけでなく、器具を支持する役割も兼ねている点です。

例えば、オフィスや店舗の照明工事では、レースウェイを天井から吊り下げ、そこに蛍光灯やLED照明を等間隔で固定していきます。このとき、電気工事士は「電線を通す」だけでなく、「器具を安定して設置する」「美観を損なわないように水平に取り付ける」といった施工技術を求められます。

試験の問題としてこの写真が出題される背景には、単なる名称の暗記ではなく、現場で日常的に触れる部材の外観と用途を正しく理解し、適切な材料選定ができる能力を問うという意図があります。

参考リンク

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