第四級アマチュア無線技士 / 第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(工学 No.1) / 各問題解説 / 問13
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第四級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(工学 No.1) 問13 解説 抵抗と電圧

4〔Ω〕の抵抗に直流電圧を加えたところ、100〔W〕 の電力が消費された。抵抗に加えられた電圧は幾らか。

  1. 1. 0.2〔V〕
  2. 2. 5〔V〕
  3. 3. 20〔V〕 ✓ 正答
  4. 4. 400〔V〕

解説

電力と抵抗から電圧を求める計算手順

電力を求める公式 P=V2RP = \frac{V^2}{R}PP: 電力、VV: 電圧、RR: 抵抗)を変形して電圧 VV を求めます。

  1. 式を変形して V2=P×RV^2 = P \times R とします。
  2. 問題文の数値(電力 P=100P = 100〔W〕、抵抗 R=4R = 4〔Ω〕)を代入します。 V2=100×4=400V^2 = 100 \times 4 = 400
  3. 2乗して 400 になる正の数(400\sqrt{400})を計算します。 V=20V = 20〔V〕

したがって、正解は 3 の 20〔V〕 となります。

電力・電圧・抵抗を結ぶ電気の基本式

電気回路における電力 PP〔W〕は、本来「電圧 VV〔V〕と電流 II〔A〕の積(P=V×IP = V \times I)」で定義されます。

いっぽうで、オームの法則により「電流 II は電圧 VV を抵抗 RR で割ったもの(I=VRI = \frac{V}{R})」という関係があります。

この2つの式を組み合わせることで、電流 II を経由せずに電力・電圧・抵抗の3つを直接結びつける公式が導かれます。

P=V×I=V×VR=V2RP = V \times I = V \times \frac{V}{R} = \frac{V^2}{R}

この公式を用いると、電流の値が分かっていなくても、電力と抵抗の値さえあれば電圧を計算することができます。

問題文から解法を導く手順

計算問題を解く際は、与えられている条件と求めたい値を整理することから始めます。

与えられている条件の確認

  • 抵抗 R=4R = 4〔Ω〕
  • 電力 P=100P = 100〔W〕

求めたい値の確認

  • 電圧 VV〔V〕

電流 II の情報が含まれていないため、P=V×IP = V \times I を直接使うのではなく、P=V2RP = \frac{V^2}{R} の公式を選択するのが最短の手順です。

公式に代入したあと、V2=400V^2 = 400 という方程式が得られます。20 の 2 乗が 400 であること(20×20=40020 \times 20 = 400)を導き出すことで、正解にたどり着きます。

実務における電力計算の重要性と出題のねらい

回路に加わる電圧や消費電力の計算は、無線設備の安全な運用に欠かせない知識です。

例えば、送信機や電源装置の内部にある抵抗器に過剰な電圧がかかると、許容できる消費電力を超えてしまい、部品が発熱・焼損する危険があります。使いたい抵抗器の耐熱電力(定格電力)と抵抗値から「最大で何ボルトまで電圧を加えられるか」を把握する場面などで、この計算がそのまま活用されます。

第四級アマチュア無線技士の試験において本問が出題されるのは、単に公式の丸暗記を試すためではなく、電気の基本法則(オームの法則と電力の定義)を組み合わせて必要な値を論理的に導き出す力を身につけてもらうためです。

参考リンク

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