第三級アマチュア無線技士 / 第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.2) / 各問題解説 / 問4
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第三級アマチュア無線技士 CBT試験問題例題(法規 No.2) 問4 解説 免許証の返納

無線従事者がその免許証を返納しなければならない場合は、次のどれか。

  1. 1. 無線設備の操作を5年以上行わなかったとき。
  2. 2. 無線従事者の免許を受けてから5年を経過したとき。
  3. 3. 無線従事者の業務に従事することについて停止の処分を受けたとき。
  4. 4. 無線従事者の免許の取消しの処分を受けたとき。 ✓ 正答

解説

免許の取消し処分を受けたときは、その効力を失った免許証を速やかに返納しなければならない、という法的な義務を問う問題です。選択肢のうち、免許証の返納義務が発生する「免許の取消し」を選べば正解となります。

免許証返納が求められる法的義務

無線従事者の免許は国家資格であり、総務大臣から付与されるものです。もしその免許が取消処分となった場合、公的な証明書である免許証は「無効な書類」となります。そのまま所持し続けることは不適切であるため、電波法第49条の規定に基づき、遅滞なく返納しなければなりません。

これは単なる事務手続きではなく、無線従事者としての資格を喪失したことを行政側が確認し、権利を正式に剥奪するプロセスの一部です。

誤答選択肢の考え方

他の選択肢を検討すると、この問題が何を問いたいのかが見えてきます。

まず「無線設備の操作を5年以上行わなかったとき」という規定は、免許証そのものにはありません。アマチュア無線の場合、免許証は更新の必要がなく、一度取得すれば一生有効です。操作から遠ざかっていたとしても、免許が消滅することはありません。

次に「免許を受けてから5年を経過したとき」ですが、これも誤りです。先述の通り、アマチュア無線技士の免許に有効期限という概念はなく、自動的に失効することはありません。

最後に「業務に従事することについて停止の処分を受けたとき」ですが、これは「一定期間、無線業務を行ってはいけない」という制限を指します。免許そのものが取り消されたわけではないため、返納までは求められません。この場合、指定された停止期間が経過すれば、再び無線業務に戻ることができます。

法的知識を理解する意義

この問題は、無線従事者としての資格がどのような状態にあるかを正しく管理する義務を教えています。特に「免許の取消し」は、電波法に著しく違反した場合など、行政処分として行われる極めて重いものです。

実務上の場面では、無線局の免許人や従事者は、自らの法的立場を維持するために法令を遵守する必要があります。この問題を通じて、「免許は一度交付されたら終わりではなく、処分を受けるようなことがあれば行政上の責任を伴う」という、ライセンス保持者としての自覚を問うことが教育的な意図としてあります。

参考リンク

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